本年も年の瀬を迎え、当地域経済を代表する本所議員の方々を対象に「2019年の経済展望」に関するアンケート調査を実施した。調査結果の概要は下記の通り。
【世界経済】 「悪化」「やや悪化」の見通しが大きく増加
「悪化」「やや悪化」の見通しが約40%と昨年調査結果に比べて25%増加。業種別での「悪化」「やや悪化」の予想割合は製造業が47%弱とより慎重な見方をしている。
【国内経済】 世界経済見通し同様、「悪化」「やや悪化」見通しが増加
世界経済見通しと同様、全体で「悪化」「やや悪化」が前年比20%増加。特に非製造業で前年に比して「やや悪化」が大幅に増加した。
【株価水準】 3割程度が「21,000円~22,000円」を予想
3割程度(28.9%)が「21,000円~22,000円」を予想した。次いで約2割(21.1%)が「20,000円~21,000円」を予想した。
【為替水準】 予想単純平均値が調査時点のレート比で大幅な円高予想
今回調査開始時点のレートが113円台半ばであるのに対して、予想の単純平均は110円弱と3.5円程度円高方向の見方。例年も1.5円程度の円高方向での予想となる傾向にあるが、やや大幅な円高予想となっている。
【経営状況】 「厳しくなる」「やや厳しくなる」の予想が増加
来年の経営状況見通しについても、「厳しくなる」「やや厳しくなる」の予想が、全体で15%ほど増加しており、なかでも非製造業の見通しが厳しいものになっている。
【重点取り組み(複数回答)】全体で「人材育成・採用強化」が最も多い
全体で「人材育成・採用強化」が5割半ば(56.6%)と最多。業種別にみると、製造業については、「コスト削減の強化」が一番多く、昨年対比で大きな伸びを示した。非製造業については、「新規顧客開拓」や「IT関連投資の拡大」が、前年比で増加した。
【来年への期待(複数回答)】「国内景気の持続的改善」が6割半ばと最多
全体では「国内景気の持続的改善」が6割半ば(65.1%)、次いで「個人消費の拡大」、「労働力不足の解消」、「消費増税対策」「中国・新興国経済の安定」などが続いた。
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